記録的な暖冬とは言うけれど「暦の春」がきてから急に増えた積雪で
屋根のつららは太くなるし、水を含んだ雪の重さでみんな腰を痛めている。
すれ違う小学生はなぜか胸に大きな金色のメダルを下げており
誰に何を褒められたのか、目を離せなくてじっとみつれていれば
その細い雪道の後ろからからは「母」が、その後ろからはまた「父」が、
少しおめかしをして連なって歩いてくる
卒業式には少し早いから、授業参観とかいうものか。
それとも授業参観のマネをして、細い雪道を歩くのが好きな他人が三人集まったのだろうか。
子どもたちは後から後から無数に続いて細い道をやってくる。
こんなに重たいので除雪の間に合わない細い道を
もうすぐに落ちるかもしれないつららの下を
何をはしゃいでいるのか
吹雪 吹雪 氷の世界
井上陽水 - 氷の世界(ライブ) NHKホール 2014/5/22