(ネタバレはたぶんしていないです。いつものごとくあまりちゃんと理解できてないので)
スター・ウォーズの完結編、観てきました。
いや、よく終わらせたよねJ・J・エイブラムス。内容云々言う前にあれを終わらせただけですごいと思ったことには、だって私映画館に向かう途中で
「ちょっと待てよ、今って敵誰だっけ?」
と考えつつ歩いてたような状況だったんです。
しましたよ、予習は。前作エピソード8を、全部見る時間なくて途中まででタイムアップでしたけど、それにしても、話の内容がよくつかめないのはあながち私の理解力のせいだけでもないなと納得したくらい、展開はグダグダだったのでちょっとびっくりしました。そして向かったエピソード9。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」最後の予告篇 世界同時解禁
やっぱり大きな話だから、「何かを成し遂げるためにいったん何かを取りにどこかへ向かう」とか「誰彼の血筋がどう」みたいな話をはじめられると私の記憶メモリが飛んで翻訳不可能になるのは相変わらずで、ストーリーについては、あとで詳しい人に解説してもらおうと思っているんですけど(何観てきたんだ)。
前作から気付いていたアダム・ドライバーが相変わらず、そしてより一層すごかったです。
思い起こせば2015年、新シリーズが始まったときに、黒いマスクをかぶった悪そうな奴が出てきたのを見て、「あのマスクの下の正体でしばらくひっぱるのかな」と思っていたら案外あっさりマスクを外したのに驚き、そしてそこから出てきたのが馬みたいな顔だったので釈然としなかったのをよく覚えているんです。あの感情移入しにくい顔で新シリーズ大丈夫なのか。
そしたらその次のエピソード8で全体の展開はあんなだったにもかかわらずアダム・ドライバーだけは非常に生き生きとして見えて「これはこれは」と思いました。
そして今作、エピソード9のど迫力。あの風変わりな容貌が繊細なようにも野獣的にも見えるし、顔も体もでかいから立ってるだけで目が奪われる。あの黒光りでコーホーコーホー言いながら最高の出囃子とともに極悪感あふれる登場を果たしたしたダースベイダーと比べても、身にまとった不吉さでは勝っているのではないかとまで思いました。
一方のデイジー・リドリーは最初からずっといいですよね。前作8の時は「素材の良さを十分に殺す脚本というものもあるんだな」という感心の仕方になってしまいましたが、今回の彼女は魅力的でした。めっちゃ走ってるときが超可愛いので、ああいう感じで毎朝通勤するご近所さんとか居たらいいな。
物語展開上は、もちろん「I am your father」に匹敵するくらいの重大なセリフとかあったのは確認しまして「あ、今すごい大事なこと言った!」とは直感しましたが、完全に理解力が追いついてないです。誰かにちゃんと説明してほしい。
それでも魅力的なキャラクター同士の対立を描け、壮大な物語を始まった場所きちんと戻し、いったんは泥を塗った格好になった前シリーズまでの功績も挽回できたのはよくわかり、私は楽しかったです。ヤッチャー。